“ともだち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
友達41.6%
朋友36.3%
朋達10.6%
友人7.1%
親友1.8%
伴侶0.9%
友輩0.9%
朋輩0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある日ちょんさんは、お友達ともだちといっしょにうらあそんでいました。するうち、どうかしたはずみで、ちょんさんは井戸いどちました。
長い名 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
此上このうへにおたのみは萬々ばん/″\見送みおくりなどしてくださるな、さらでだにおとこ朋友ともだち手前てまへもあるになにかをかしくられてもおたがひつまらず
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
おちついてひながらには氣弱きよわなみだのうかぶを、なにとてれにこゝろくべきかへつておれ、かへつておれ、何時いつまで此處こゝれゝばうお朋達ともだちでもなんでも
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
今は亡きかずの美妙斎を始め、紅葉、緑雨、二葉亭などの逸事を書いた内田魯庵氏は、友人ともだちの台所の小遣帳から晩飯のさいまで知りぬいてゐるのが自慢で
以前からの親友ともだちだという事や、同じ学校の同級生で年も同じだという事や、絵画や音楽や彫刻に対して二人とも趣味を持っているという事や……そして一方ダンチョン様は
西班牙の恋 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それに、時をきざむセコンドの音がたえず聞こえて、なんだかそれが伴侶ともだちのように思われる。一人で帰って来ても、時計が待っている。夜けに目がさめてもチクタクやっている。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
……同時に、時々の出入りとまでしばしばでなくても、同門の友輩ともだちで知合ってる糸こうが、少くとも、岡惚れを。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「皆、私の朋輩ともだちですよ、いちばん後ろにいた蓮の花のように白い着物を着たのは、漢皐台かんこうだいの下で佩玉はいぎょくを解いて交甫こうほに与えた方ですよ」
竹青 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)