“朋達”の読み方と例文
読み方割合
ともだち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あののことだから、大丈夫だろうとは思うけれど、そうでもない、お朋達ともだちにおつき合で、ほかならばいが、芳原へでもくと危い。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
おちついてひながらには氣弱きよわなみだのうかぶを、なにとてれにこゝろくべきかへつておれ、かへつておれ、何時いつまで此處こゝれゝばうお朋達ともだちでもなんでも
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
境は、今の騒ぎで、取落した洋傘こうもりの、寂しく打倒ぶったおれた形さえ、まだしも娑婆しゃば朋達ともだちのような頼母たのもしさに、附着くッついて腰を掛けた。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)