“たいぎよ”の漢字の書き方と例文
語句割合
大魚100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
骨器、牙噐、石噐中には其形状如何にももりの如くに見ゆるものる上に、斯かる證據物さへ出でたる事なれば大魚たいぎよれうする爲にもりの用ゐられし事何の疑か有らん。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
何處いづこ野山のやま如何いかにひろく、それうみにはのつけやうもなき大魚たいぎよありて、ひれうごかせばなみのあがること幾千丈いくせんぢやうれがまたとりしてと、めづらしきことあやしきこととりとめなくつまらなきことを
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
石器時代遺跡ゐせきよりはまた鹿しかつのにて作りたる噐具きぐも出づ。魚骨器のせきに畫きたるは其一例そのいちれいにして、發見地はつけんちは相模三浦郡久比利くびり貝塚なり。やう大魚たいぎよるに在りしことなんうたがひか有らん
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
此所ここゑがきたるものの出所しゆつしよは岩磐新地貝塚なるが、其用そのえうおそらくエスキモーの所用しよやうの者とひとしくもりの先にけて海獸かいじゆう大魚たいぎよを打ちむるに在りしならん。類品るゐひん北海道ほくかゐだうレブン島よりも出でたり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)