“出所”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
でどころ65.9%
しゅっしょ17.1%
しゆつしよ9.8%
でどこ7.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すでにお延の方をあきらめなければならないとすると、津田は自分に必要な知識の出所でどころを、小林に向って求めるよりほかに仕方がなかった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
唯ここに一つの疑問として残されているのは、池崎の中間どもが清水山に犬を入れてくわえ出させたという、かの怪しい箱の出所しゅっしょである。
半七捕物帳:43 柳原堤の女 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
聞糺きゝたゞもし出所しゆつしよ明らかなれば夫までの事萬一胡亂うろんの申口ならば見世にありし百兩の金を文右衞門がぬすとりしと云懸いひかゝりて同人が所持の金子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
出所でどこも知れて居りますから上げました、途々みち/\もお定どんに伺いましたが、大層御意にって、黄八丈は旦那様がお召に遊ばすと伺いましたが、少しお端手はでかも知れませんが
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)