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じやうたい
語句 | 割合 |
状態 | 81.3% |
上體 | 6.3% |
常態 | 6.3% |
情態 | 6.3% |
|
夫婦は
毎夜同じ
火鉢の
兩側に
向き
合つて、
食後一
時間位話をした。
話の
題目は
彼等の
生活状態に
相應した
程度のものであつた。
桑畑の
端の
方に
薹に
立つた
菜種の
少し
黄色く
膨れた
蕾は
聳然と
其雪から
伸び
上つて
居る。
其處らには
枯れた
蓬もぽつり/\と
白い
褥に
上體を
擡げた。
勘次は
土間へ
筵を
敷いて
他の一
枚の
蒲團を
被つてくる/\と
身を
屈めた。
彼は
足を
伸ばした
儘上體を
擡げて一
度闇い
床の
上を
見た。ぴしや/\と
落ちる
涓滴が
暫く
彼の
耳の
底を
打つた。
のみならず、
斯んな
人の
常態として、
紙入の
底が
大抵の
場合には、
輕擧を
戒める
程度内に
膨らんでゐるので、
億劫な
工夫を
凝すよりも、
懷手をして、ぶらりと
家へ
歸る
方が、つい
樂になる。
一葉女史はおのれと
同じ
園生にありて
萩の
舍の
露におほし
立られし
下葉なり
萩の
舍中島の
師は
常にいにしへぶりのしなたかきを
教さとし
給へれど
性來のすき
心によの
耳ちかく
俗に
今樣の
情態を