“したて”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シタテ
語句割合
仕立40.3%
下手40.3%
下照4.8%
教育4.8%
為立3.2%
下光1.6%
整備1.6%
1.6%
1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おとうさんはまたぬのをもちだして、仕立したてしごとをつづけました。むすこのほうは、ある親方おやかたのところにしごとにいきました。
まだ厄を越したばかり、若くて美しくて、気立てのいいお静は、気の毒なほど下手したてに出て、綺麗で年上で、何となく押の強いお楽を立ててやったのです。
とりきも青きまで下照したてらす柿の葉ごみに風とどまりぬ
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
父が仕業も母の處作も姉の教育したても、悉皆あやまりのやうに思はるれど言ふて聞かれぬ物ぞと諦めればうら悲しき樣に情なく、友朋輩は變屈者の意地わると目ざせども自ら沈み居る心の底の弱き事
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
為立したて物やらいたします。朝から晩まで駆けて歩きます。
かれこの大國主の神、胷形むなかた奧津宮おきつみやにます神、多紀理毘賣の命ひて生みませる子、阿遲鉏高日子根あぢすきたかひこねの神。次に妹高比賣たかひめの命。またの名は下光したて比賣ひめの命
ようやくこれを自殺事件に整備したててしまったところ、あにはからんや、皇帝はむしろ被害者の側で、事件後まもない午前四時半ごろ、何者かのために誘拐されたことが明白になった。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
したてて送んとしおもへさだめつかれに痩せ昔の腰圍こしまはりにはあるまじときぬたゝんとして躊躇するにも似たりしかしてこれは丁寧ていねい尚ほ足袋に及ぶ爪先までも心の屆きし事といふべし又次の歌は想ふ人を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
壽留女するめとするなどみな古實こじつなる書振かきぶりの二樽五種とは言ながらいづれも立派りつぱしたてたれば只さへせまき此家は所せまきまでならべ立られすわひまさへ有らざりけり主個あるじは何やら娘お光に私語さゝやきしめせばお光は心得何程なにほどづつかの祝儀しうぎ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)