“親方”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おやかた85.0%
おやぶん5.0%
ボス5.0%
おやじ2.5%
マスタア2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これから、どうあるいていったら、ふねった親方おやかたや、ともだちに、しまいにはいつくことができるだろうかとかんがえていたのでしょう。
海と少年 (新字新仮名) / 小川未明(著)
枕頭に集まる者は湊屋の生前の親友であった魚市場と青物市場の連中ばかりで、一人残らず無学文盲の親方おやぶん連中であったが、それでも真情だけは並外れている博多ッ子の生粋きっすいが顔を揃えていた。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
両方とも「親愛なる親方ボスよ」というアメリカふうの俗語を冒頭に、威嚇いかく的言辞を用いて新しい犯行を揚言ようげん
女肉を料理する男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
「おうい、親方おやじ、こっちじゃあ……」
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
親方マスタアが時々僕を慰めに来る、あきらめて、背中を向けて、行つてしまふが、それでも僕の安心は、海のやうにウラウラと深い。
海の霧 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)