“頭分”の読み方と例文
読み方割合
かしらぶん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とその中の頭分かしらぶんらしいさむらいがいいました。それから二言ふたこと三言みこといいったとおもうと、乱暴らんぼう侍共さむらいどもはいきなりかたないてってかかりました。
葛の葉狐 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
町内の若い者、頭分かしらぶん芸妓家げいしゃや待合、料理屋の亭主連、伊勢屋の隠居が法然頭ほうねんあたまに至るまで、この床の持分となるとわきへはかない。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
もう一人はまむし三平さんぺい——これは死んだそうだが、——あと一人残った人殺しの房吉ふさきち、これは頭分かしらぶんで、人の五六人も殺している。