“おやかた”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:オヤカタ
語句割合
親方65.4%
御館15.4%
御屋形5.8%
船長1.9%
機関長1.9%
主人1.9%
人事係1.9%
仮父1.9%
団長1.9%
御舘1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
隨分ずゐぶん厭味いやみ出來できあがつて、いゝ骨頂こつちやうやつではないか、れは親方おやかた息子むすこだけれど彼奴あいつばかりはうしても主人しゆじんとはおもはれない
わかれ道 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「おゝ御館おやかたでは、藤のつぼねが、我折がおれ、かよわい、女性にょしょう御身おんみあまつさただ一人にて、すつきりとしたすゞしき取計とりはからひを遊ばしたな。」
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ところがそれから半月とたたないある日の事、中御門の少納言は、堀川の御屋形おやかたさかもりへ御出になった帰りに、にわかに血を吐いて御歿おなくなりになってしまいました。
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
漬物と冷飯だけのひどい夕飯を情なくたべながら、「脱走」ときめた。二日経った夜、高松の港につくと豹一は船員たちと一緒に女を買いに行くのだと船長おやかたに五円借りた。
(新字新仮名) / 織田作之助(著)
焼け出された様な火夫の服のまゝではいくら何でも帰れないと、家を飛び出す時に着ていた着物を新聞紙に包み、何喰ぬ顔で船から降りようとすると船長おやかたが怪しんでそいつは何だ。
(新字新仮名) / 織田作之助(著)
「モウ……スピードは出ないな。機関長おやかた……」
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「ウウ……機関長おやかたか……アリガト……」
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
これは主人おやかた左様そう申しました、今日こんにちつきの事でございますから、折角世帯を持って是彼これあれとお取り遊ばしても、もう好いお肴もございませんから、今晩だけはこれで御辛抱なすって
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
巡査が茶を飲みに立寄ったりすると、取っときの上酒をソッと茶碗にいだり、顔の通った人事係おやかたが通ると、追いかけて呼び込んで、手造りの濁酒の味見ききをしてもらったりした。
骸骨の黒穂 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
稲荷のほこらの傍には岡持おかもちを持った小厮こぞう仮父おやかたらしい肥った男が話していた。
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
団長おやかた?——)
夢鬼 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
私抔わたしなどを御覧なせい、御舘おやかたへ帰つて見りや、豚小屋からしりの来さうな中に御台所みだいどころ御公達ごきんだち、御姫様方と御四方およつかたまで御控へめさる、これわし脚気かつけの一つも踏み出したが最後
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)