“このこゝろ”の漢字の書き方と例文
語句割合
此心100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そも/\ながれにちり一ツうかびそめしはじめにて、此心このこゝろさらへどもらず、まさんとおもふほどきにごりて、眞如しんによつきかげ何處いづく朦々朧々もう/\ろう/\ふちふかくしづみて
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
と死んでプウと息の止まつた時に此心このこゝろ何処どこくかとふ……何処どこまゐりませう、これ皆様方みなさまがたうかがつたら何処どこおつしやるかりませんが、円朝ゑんてうにはわかりません。
明治の地獄 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
八重やへさぞうちつけなとあきれもせんが一生いつしやうねがひぞよ此心このこゝろつたへてはたまはるまじやうれしき御返事おへんじきたしとは努々ゆめ/\おもはねどゆゑみじかきいのちぞともられててなば本望ほんもうぞかしとうちしほるれば
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)