“かかっ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
66.7%
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
賄の代金は大阪で請取うけとると云う約束がしてあるからそれは宜しい。何日なんかかかっても構わぬ、途中からあがることは出来ぬと云う。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
金眸もとおさず黄金丸が、太股ふとももを噛まんとす。噛ましはせじと横間よこあいより、鷲郎はおどかかって、金眸がほおを噛めば。その隙に黄金丸は跳起きて、金眸がひらりとまたがり、耳を噛んで左右に振る。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
れが文字とは合点がてんかぬ。二十何字なんじを覚えて仕舞しまうにも余程手間がかかったが、学べば進むの道理で、次第々々に蘭語のつづりわかるようになって来た。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
牢屋に大地震の如し所で三十七日かかっ桑港サンフランシスコついた。航海中私は身体からだが丈夫だと見えて怖いと思うたことは一度もない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
次第々々に減量して、や穏になるまでには三年も掛りました、と云うのは私が三十七歳のときひどい熱病にかかって、万死一生の幸を得たそのとき、友医の説に
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)