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『葦は見ていた』
ふりがな文庫
『
葦は見ていた
(
あしはみていた
)
』
五月はじめの朝四時ごろ、—— 熊井川は濃い霧に掩われていた。まだあたりは薄暗く、どちらを見ても殆んどみとおしはきかない。川岸には葦が茂っていた、葦は岸から川の中まで、川の中の七八間さきまでも生え、それが川上にも川下にも続いている。岸は狭く、 …
著者
山本周五郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「週刊朝日」1947(昭和22)年6月22日号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約37分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
柄
(
つか
)
苛
(
いら
)
剥
(
む
)
家中
(
かちゅう
)
尖
(
さき
)
篤
(
あつ
)
二布
(
ふたの
)
些
(
いささ
)
些少
(
さしょう
)
些細
(
ささい
)
仰
(
おっ
)
側
(
そば
)
処
(
ところ
)
凱歌
(
がいか
)
剥
(
は
)
勿体
(
もったい
)
匣
(
はこ
)
却
(
かえ
)
呟
(
つぶや
)
呵責
(
かしゃく
)
咎
(
とが
)
喘
(
あえ
)
嘲笑
(
ちょうしょう
)
噂
(
うわさ
)
噛
(
か
)
囁
(
ささや
)
国許
(
くにもと
)
塞
(
ふさ
)
娶
(
めと
)
嬌
(
なま
)
家扶
(
かふ
)
容
(
い
)
屑屋
(
くずや
)
嵩
(
かさ
)
帷
(
とばり
)
恢復
(
かいふく
)
惹
(
ひ
)
愛嬌
(
あいきょう
)
慥
(
たし
)
拘
(
かかわ
)
拙
(
つたな
)
拵
(
こしら
)
挾
(
はさ
)
掩
(
おお
)
掻
(
か
)
揃
(
そろ
)
搾
(
しぼ
)
撞
(
つ
)
文筥
(
ふばこ
)
斑
(
まだら
)
昂進
(
こうしん
)
晒
(
さら
)
楯
(
たて
)
淀
(
よど
)
温和
(
おとな
)
溜息
(
ためいき
)
溺
(
おぼ
)
滲
(
にじ
)
灌木
(
かんぼく
)
灼
(
や
)
爪尖
(
つまさき
)
瑾
(
きず
)
痕
(
あと
)
皺
(
しわ
)
盃
(
さかずき
)
目釘
(
めくぎ
)
眉間
(
みけん
)
睨
(
にら
)
稼
(
かせ
)
窪
(
くぼ
)
窶
(
やつ
)
糊
(
のり
)
紐
(
ひも
)
縋
(
すが
)
縮緬
(
ちりめん
)
耽
(
ふけ
)
股立
(
ももだち
)
脆
(
もろ
)
腫物
(
はれもの
)
膳
(
ぜん
)
舎人
(
とねり
)
良人
(
おっと
)
芯
(
しん
)
苦悶
(
くもん
)
草鞋
(
わらじ
)
萱笠
(
すげがさ
)
葦
(
あし
)
蒔絵
(
まきえ
)
蒼
(
あお
)
衿
(
えり
)
袂
(
たもと
)
袴
(
はかま
)
袷
(
あわせ
)
褪色
(
たいしょく
)
襷
(
たすき
)
覘
(
ねら
)
訊
(
き
)
誹謗
(
ひぼう
)
譬
(
たと
)
貼
(
は
)