行燈建あんどんだて)” の例文
二階家といっても、俗にいう行燈建あんどんだてで、上下ともにひと間ずつしかないらしく、階下したの六畳には古いながらもよく拭き込んだ長火鉢を据えて、茶箪笥が行儀よく列んでいた。
両国の秋 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)