“龐統”の読み方と例文
読み方割合
ほうとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
嚠喨りゅうりょうとして喇笛らてきが吹奏され、まっ先にくる鞍上の人を見れば、これなん劉玄徳。左右なるは、伏龍ふくりゅう孔明、鳳雛ほうすう龐統ほうとうの二重臣と思われた。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かの水鏡先生が、孔明と並び称して——伏龍ふくりゅう鳳雛ほうすうといった——その鳳雛とは、襄陽じょうよう龐統ほうとうのことだが、その龐統も見えている。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
龐統ほうとうは、それを眺めて、「ちいっ」と、この測らざる邪魔者に舌打ち鳴らしながら、かたわらにいた劉封へきっと眼くばせした。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)