“鬍”の読み方と例文
読み方割合
ひげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この王鬍は禿瘡はげがさでもある上に、ひげをじじむさく伸ばしていた。阿Qは禿瘡はげがさの一点は度外に置いているが、とにかく彼を非常に馬鹿にしていた。
阿Q正伝 (新字新仮名) / 魯迅(著)
阿Qの記憶ではおおかたこれは生れて初めての屈辱といってもいい、王鬍はあごに絡まるひげの欠点で前から阿Qに侮られていたが、阿Qを侮ったことは無かった。
阿Q正伝 (新字新仮名) / 魯迅(著)
阿Qのかんがえでは、ほかに格別変ったところもないが、そのあごに絡まるひげは実にすこぶる珍妙なもので見られたざまじゃないと思った。そこで彼はそばへ行って並んで坐った。
阿Q正伝 (新字新仮名) / 魯迅(著)