“馬込川”の読み方と例文
読み方割合
まごめがわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
広いようで狭い浜松の町はここで尽きて、米友の身は馬込川まごめがわの板橋の上に立っていました。振返ると、浜名の方に落ちた夕陽ゆうひが赤々として、お城の方の森蔭にうつっています。
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
天龍川の流れは、その頃、大天龍、小天龍の二大脈にわかれ、彼の邸は、頭陀山から五、六町東にある馬込川まごめがわ——大天龍の岸にあって、馬込橋を中心とする、そこの宿駅の代官役をも兼ねていた。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)