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香具
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かく
ふりがな文庫
“
香具
(
かく
)” の例文
竜興の娘の妙子というのは、これもまた癩病の筋で、一時は南蛮寺の救癩院にひそんでいたが、そこにも居着かれず、
香具
(
かく
)
と名を変えて伊豆の近くに住んでいたとも聞いている。
うすゆき抄
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
聖山からこっそり逢いに来る母の
香具
(
かく
)
の気ぜわしい愛撫のほか、人間の愛情というものを知らずに育ったが、五年前、足利学校へ追いやられる頃から、母がぷっつりと来ないようになった。
うすゆき抄
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
“香具”の意味
《名詞》
香道で使用する道具や器具。
匂い袋や焚き物に使用する白檀や麝香などの香料。
(出典:Wiktionary)
香
常用漢字
小4
部首:⾹
9画
具
常用漢字
小3
部首:⼋
8画
“香具”で始まる語句
香具師
香具山
香具売
香具店