饅頭虎まんじうとら)” の例文
次郎は、「指無しのごん」とか「饅頭虎まんじうとら」とか綽名されていたならず者共が、酒をのんでけんかを始めたのを、父が仲にはいって取りしずめた時の光景を、今だにはっきり覚えている。
次郎物語:04 第四部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)