養母まま)” の例文
左次郎は何にもさまたげられずに、好きな事を考えていられた。もし養母ままのお咲が江戸にいたって、裕福である気遣いはなし、仲間ちゅうげんの一平と往来で出会っても、討つ力がないことは、自分にも分っている。
醤油仏 (新字新仮名) / 吉川英治(著)