飯櫃入めしびつい)” の例文
そんな風で重吉はそれが道楽のように十年、二十年、遠くは五六十年の昔のよしみをさぐりだしては手桶やすしはんぼを配った。やりたい所は次々と出てきた。時にはわらを買ってきて飯櫃入めしびついれを作った。
(新字新仮名) / 壺井栄(著)