飛脚文ひきゃくぶみ)” の例文
長い駅伝を通ってきたらしく、飛脚文ひきゃくぶみは手ずれや雨じみでボロボロになっていた。封を解いてみると、二本の手紙が中からこぼれた、まず一通を先に開けて見る。
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、飛脚文ひきゃくぶみをおいて行った。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)