“風俗(フゾク)” の例文
東遊(アヅマアソビ)、風俗(フゾク)などは、東国から出た痕を明らかに示してゐる。併し詳しく言へば、神事芸能の起原は、此一つに止らない。
神賑ひ一般 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此が「風俗(フゾク)」である。中には、うたの形を採りながら、まだ「物語」から独立しきつて居ないばかりか、其曲節すら、物語に近いものがあつたらしい。天語歌(アマガタリウタ)・読歌(ヨミウタ)などが、其である。
東遊びを考へるには、東遊びの舞ひ自身と、極めて尠い其歌詞と、此に比べるに非常に豊富な内容を持つ風俗(フゾク)——東風俗と言ふべきものが、慣用でさうなつたことを併せて考へねばならない。