頭陀袋ずたぶくろ)” の例文
女連は、別の部屋の方で、経帷子きょうかたびら頭陀袋ずたぶくろのようなものを縫うのに急がしかった。母親はその傍でまた臨終の時のたよりなかったことをこぼしはじめた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)