須原スハラ)” の例文
須原スハラ砂漠さばくなどでは、毒の蕾を持ったこの嗜人草が砂を離れ、群をなして風に乗って人血の香をさがして吹いてくるので、この毒草の風幕に包まれて
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)
南方の砂原須原スハラの内地に産する怖草ふそうの一種で、むかしはこれのために旅人が悩まされ、隊商のむれがたおれたものであるが、いまはだんだん少なくなって、それほどの害も及ぼさないが、それでも
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)