鞆屋ともえや)” の例文
年の暮で、夜も賑やかな銀座を通る時、ふと風炉敷包みの不体裁なのに気が附いて鞆屋ともえやに寄って小さい革包を買って、つつみをそのまま革包に押し込んだ。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)