“雪上”の読み方と例文
読み方割合
ゆきあが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある雪上ゆきあがりの午前だった。保吉やすきちは物理の教官室の椅子いすにストオヴの火を眺めていた。ストオヴの火は息をするように、とろとろと黄色きいろに燃え上ったり、どす黒い灰燼かいじんに沈んだりした。
寒さ (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)