隆平橋りゅうへいばし)” の例文
宝暦十二年独美は母を奉じて安芸国あきのくに厳島いつくしまに遷った。厳島に疱瘡がさかんに流行したからである。安永二年に母が亡くなって、六年に独美は大阪にき、西堀江にしほりえ隆平橋りゅうへいばしほとりに住んだ。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)