“閽者”の読み方と例文
読み方割合
もんばん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
閽者もんばんは児を抱いた若い女の来たことを取りついだ。南は逢わなかった。南はその夜門の外で女と児の啼く声を徹宵よっぴて聞いたが、黎明よあけごろからぱったり聞えなくなった。
竇氏 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
その時南の家へ二梃の輿こしが来た。閽者もんばんは出て往って聞いた。
竇氏 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)