鑿岩機ドリル)” の例文
と叫ぶと、鑿岩機ドリルをかかえて安山岩盤の頂天まで登って行き、天井の集塊岩と接触しているところへあなをあけはじめた。
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
匆々そうそうに天幕へ引きとって早寝してしまったのは、探検隊の一同が酔いれているすきに、火口壁の暗道の中へ、手動鑿岩機ドリルと博士の観測機械類をひそかに運び入れておくためだった。
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)