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鑄掛
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いかけ
ふりがな文庫
“
鑄掛
(
いかけ
)” の例文
新字:
鋳掛
狸穴
(
まみあな
)
に落合つて暮すうち、福島と岩根は折合をつけた。藤助といふ
鑄掛
(
いかけ
)
の心得のある下男にタガネを拵へさせ、未刻印小判にタガネを入れて、三千兩を
銭形平次捕物控:076 竹光の殺人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「あつしの外に同じ路地内に住んでゐる
鑄掛
(
いかけ
)
屋の幸吉と——親分も知つて居るでせう三十二三の、少し耳の遠い、——それから隣り町の植木屋の職人で有太郎といふ若いの」
銭形平次捕物控:214 鼬小僧の正体
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「こちらがお隣りの
鑄掛
(
いかけ
)
屋の幸吉さんぢや、——錢形の親分を御存じかな」
銭形平次捕物控:214 鼬小僧の正体
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
實は——
鑄掛
(
いかけ
)
屋の幸吉さんの
聾
(
つんぼ
)
といふのは嘘で、あの耳が、大して遠くないといふことを申上げようと思つたんです、——現にあの人の耳には何時でも綿を詰めてわざと聽えないやうにしてあります。
銭形平次捕物控:214 鼬小僧の正体
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「近所の
鑄掛
(
いかけ
)
屋に、寸法書通りのものを作らせたのだよ」
銭形平次捕物控:034 謎の鍵穴
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
鑄
部首:⾦
22画
掛
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
“鑄掛”で始まる語句
鑄掛屋
鑄掛勝