かなまり)” の例文
独りで食えば、鼻の先がかなまりの中の飯へとどいてしまう。そこで内供は弟子の一人を膳の向うへ坐らせて、飯を食う間中、広さ一寸長さ二尺ばかりの板で、鼻を持上げていて貰う事にした。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)