“野菜屑”の読み方と例文
読み方割合
やさいくず100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女は土間を通って、野菜屑やさいくずですべりそうな煮物場へはいった。便所、帳場、流し元、すべての機関部となっている畳四枚と二坪ほどの土間に、秋蠅あきばえが充満していた。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
流し元の野菜屑やさいくずあさりにきたのであろうと思うだけで、かくべつ驚きもしなくなった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)