重衡朝臣しげひらあそん)” の例文
去年こぞの暮、南都の大衆に、不穏ふおんのきざしありとかで、清盛入道は、重衡朝臣しげひらあそんをして三万余騎をさしむけ、またたくまに奈良の東大寺、興福寺をはじめ、伽藍がらん堂塔どうとうを焼きはらい、大乗小乗の聖教やら
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)