酡顔かお)” の例文
お勢の高笑いをした事をも忘れ、山口の言葉の気に障ッたのも忘れ、牛店の不快をも忘れて、ただ酡顔かおに当る夜風の涼味をのみ感じたが、シカシ長持はしなかッた。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)