酒瓢箪さけふくべ)” の例文
「そうかい。ここにも、おらの使っていた酒瓢箪さけふくべやら、鍋や欠け茶碗なぞもころがってるよ。よかったら使うがいいぜ。それとな、夜具はこの隅に。もっと奥には、あんなに炭俵が山と積んである。なにしろ寒いから、冬中はに火は絶やされねえでの」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)