郷高取ごうたかとり)” の例文
これが半農半武士に住みついて、蜂須賀名物の原士となり、軍陣の時は鉄砲二次の槍備えにあてられ、平時の格式は郷高取ごうたかとり、無論、謁見えっけんをもゆるされて、慓悍ひょうかんなこと、武芸者の多く出ることはその特色。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)