“遠流先”の読み方と例文
読み方割合
おんるさき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかも、柳営の白洲で、その日まで吟味にかけていた陰謀僧の処断も、地震後わずか五日目に言い渡して、それぞれの遠流先おんるさきへ、流してしまった。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
長井将監は、都でもずっと自邸に宮の身をお預かりしていた者であり、かつまた、これから宮の遠流先おんるさき——讃岐ノ国詫間たくまの配所——までつつがなく送って行かねばならぬ重任を持つ身だった。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)