“過現未”の読み方と例文
読み方割合
かげんみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さてきょう実行すると極めて、心が落ち着くと共に、潜っている温泉宿の布団の中へ、追憶やら感想やら希望やら過現未かげんみ三つの世界から、いろいろな客が音信おとずれて来る。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
仏涅槃ぶつねはんののちに起った大乗の教えは、ほとけのお許しはなかったが、過現未かげんみを通じて知らぬことのない仏は、そういう教えが出て来るものだと知って懸許けんきょしておいたものだとしてある。
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)