進物籠しんもつかご)” の例文
その朝、おばさんは外出着よそゆきに着かえて、おめかしも念入りに、何か進物籠しんもつかごのような物を若いのに持たせて一ト足さきに城内へ立って行く。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こう前提して、蔡九は、二つの見事な進物籠しんもつかごと、秘封の一書を、そこにおいた。籠には金銀珠玉の祝い物が入っていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)