逢魔沼おうまぬま)” の例文
勿体もったいつけるで、国々で名高い、湖や、潟ほど、大いなものではねえだがなす、むかしから、それを逢魔沼おうまぬまと云うほどでの、樹木が森々しんしんとしてすごいでや、めったに人が行がねえもんだで
灯明之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)