“迫戸”の読み方と例文
読み方割合
せと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
万葉集の“はやと迫戸せとと岩穂”も仲哀帝の渡航も、文字ノ関守の時代も、現実は冷酷に、歴史的回顧の一切を一笑に附し去っている。ただそれは海峡の潮音と虚空の風に聴くしかない。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)