“轆轤車”の読み方と例文
読み方割合
ろくろぐるま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一人の尼が轆轤車ろくろぐるまに乗せられ、こっちへ曳かれて来るのである。年の頃は二十一二、切り下げ髪に墨染めの法衣、千切れた金襴の袈裟けさを掛け、手に水晶の数珠じゅずを握り、足には何んにも穿いていない。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
キリキリキリと轆轤車ろくろぐるまは、その間も廊下を軋って行く。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)