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輓馬
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ひきうま
ふりがな文庫
“
輓馬
(
ひきうま
)” の例文
運送店の前にはもう二台の馬力があって、脚をつまだてるようにしょんぼりと立つ
輓馬
(
ひきうま
)
の
鬣
(
たてがみ
)
は、幾本かの
鞭
(
むち
)
を下げたように雨によれて、その先きから水滴が絶えず落ちていた。
カインの末裔
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
亡くなったカプルンツェフ老人は
輓馬
(
ひきうま
)
を五対も持っていて、町じゅうに荷馬車を出していましたが、婆さんもその稼業を継いで、馭者の取締りにかけては故人に劣らぬ腕前でした。
女房ども
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
“輓馬(輓獣)”の解説
輓獣(ばんじゅう)は、車両やソリ、農耕具などを牽引するための動力として用いられる使役動物である。駄獣がその体自体に直接荷物を載せて運ばせるのに対して、輓獣は荷物を載せた車両やソリを牽引することで、より大きく重い荷物を運ばせることができる。また、犂を輓獣に牽かせて耕作することで、田畑をより深く耕すことができる。輓獣として利用される馬のことを特に輓馬(ばんば)という。輓獣に馬車や農耕具などをつなぐことを繋駕という。
(出典:Wikipedia)
輓
漢検1級
部首:⾞
14画
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
“輓”で始まる語句
輓近
輓
輓回
輓歌
輓詩
輓子
輓今
輓牛