“軟障”の読み方と例文
読み方 | 割合 |
---|---|
ぜじょう | 100.0% |
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうしていつの間にか其処に寄せられたお車の中へそれをみんな入れさせ、それからその居間に引いてあった軟障までも御はずしになり出していた。
“軟障”の解説
軟障(ぜじょう・ぜんじょう)は、日本の邸宅や宮殿で用いられた垂れ布を使った仕切り。装飾性の高い壁代の一種で、簾の内側に掛けて目隠しにしたり、部屋と部屋の間の間仕切り代わりとして使用した。白い生絹6幅を横につなげ、唐絵で背の高い松や四季の木々を描いたり、物語の一場面など優雅な風景を描いた。高松を用いたものを特に「高松軟障」といった。裏地には白練の絹をつけ、上下左右に紫の綾(裏は紫練絹)で広い縁をつけ、更に紐を通すための輪(乳・耳)を付ける。吊る時には縁と同質の綾を畳んで紐として用いる。
12世紀後半に記された『雅亮装束抄』には軟障にえがく唐絵のこと、室内にひくひきかた等について次のように記載されている。
(出典:Wikipedia)
12世紀後半に記された『雅亮装束抄』には軟障にえがく唐絵のこと、室内にひくひきかた等について次のように記載されている。
(出典:Wikipedia)