趺坐瞑目ふざめいもく)” の例文
……終ると、香煙の渦の中にある上人しょうにんの顔は、そのままいつのまにやらじょうに入ったすがただった。膝にいんを結び、趺坐瞑目ふざめいもくすることしばらく、やがてのこと、何かがり移ったようにこういった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)