赤毛布式あかげっとしき)” の例文
もとより内心に確乎かっこたる覚悟があって述べる事でないんだから、顔だけはしかつめらしいが、述べる事の内容は、すこぶる赤毛布式あかげっとしき縹緲ひょうびょうとふわついていたに違ない。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)