赤心まこと)” の例文
つれなの横笛や、よしや送りし文は拙くとも、變らぬ赤心まことは此の春秋の永きにても知れ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
よしやひとにはあらぬ赤心まことを寄するとも、風や何處と聞き流さん。浮きたる都の艷女たをやめに二つなき心盡しのかず/\は我身ながら恥かしや、アヽ心なき人に心して我のみ迷いし愚さよ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)