賞翫しやうぐわん)” の例文
国民自身にして其の「我」にび、一種の実情をさしはさんで之れに対すれば知らず、苟も美術として之れを賞翫しやうぐわんするにあたり、其の美処を描きたると醜処を描きたるとを問ふの必要あるか。
国民性と文学 (新字旧仮名) / 綱島梁川(著)