“貪名愛利”の読み方と例文
読み方割合
とんみょうあいり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかあるに貪名愛利とんみょうあいりの比丘僧に似たる僧侶、この家門にはしるに、こうべをはきものにうたずといふことなし。なほ主従よりも劣るなり
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
かかる人の説く一念三千の妙理には、ただ貪名愛利とんみょうあいりの妄念のみあって、さらに真理の影はない。またたとい専心打坐せんしんたざの生活に入っても、世人の批評になお幾分の力を認める間は、仏弟子とは言えない。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)