豆板まめいた)” の例文
やがて、賽銭箱のふたを取ってかき交ぜ、燭台を斜めにしてのぞいて見ると、これはありきたりのバラ銭とちがい、パッと眼を射る光は、たしかに一分判いちぶばん南鐐なんりょう丁銀ちょうぎん豆板まめいたのたぐい。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)